名古屋市中小企業情報センター  

企業を支える女性

名古屋市内の中小企業で働く女性の奮戦記です。

第18回 (2007.2.20)

 楓女性探偵社

 近藤 かえで(こんどう かえで)さんの巻

経営の鍵
経営者探訪
名古屋市新事業支援センターだより
連携なごや通信
ちょっと気になる言葉

 楓女性探偵社は夫婦、異性関係、いじめ問題、ストーカーの調査、盗聴、盗撮検索などを事業としている探偵社で、この業界に携わって17年間、お客様とのトラブルが1件もない優良企業です

 経営者の近藤かえでさんは、百貨店のエレベーターガール、スイミングスクールのインストラクター、モデルなど数々の職業を経験し、たまたま新聞の求人欄で探偵事務所の募集記事を見つけて応募したことが探偵社を始めるきっかけでした。これは、男性職員の募集でしたが何とか採用してもらい、最初は窓口相談員となりました。
 その後現場の報告書をチェックする仕事をしていましたが、ウソの報告書であることを見破って、社長に報告するなど、持ち前の積極性と行動力で窓口相談、現場、帳簿などの会社の仕事を一人で何役もこなしていきました。

 5年後に共同経営で独立して事業も順調に進んでいましたが、3年目に共同経営者が会社の全財産と仕事に必要な機材をすべて持ち逃げしてしまうという不幸に遭遇しました。残されたのは、所持金860円とワープロ1台だけ。自宅兼事務所は電気やガスも止められ、小麦粉を練って食べる生活でした。
 営業へ行くために昭和区から丸の内まで毎日歩き、パンプスの踵もどんどん減る一方で、 「本当にどん底の生活でした。でも、なぜか必ず仕事がとれる。成功する」という自信が支えとなり、5ヶ月経ってやっと仕事を得ることができました。その間、実家にも頼らず、借金もせず乗り切ったことが、今でも彼女のパワーの源となっています。「お世話になった方々、知人の恩は一生忘れない、このご恩を皆様にお返ししたい」というのが彼女の信条です。
 
 仕事を引き受ける時は、毎回緊張の連続で、依頼者の話に充分耳を傾け、客観的に内容を判断するということです。また、ひとたび引き受けた仕事は責任感を持ち、誠実に取り組むことや、真実をお伝えし、依頼者から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるようにスタッフにも徹底されています。

 そんな近藤さんは正義感が強く、情が入り、相談をもちかけられることも多く、ついつい相談者の立場になり、肩入れしすぎてしまうことも度々だそうです。
 今後の抱負は、「探偵社というと敷居が高いように思われますが、身近な相談窓口と考えて欲しい。報告書をやりとりするだけの関係だけでなく、相談後のカウンセリングや再スタートの手助けをしたい」ということです。「今後は、多様な経験をしている主婦の能力をカウンセラーとして活用していきたい」と意気込みを語ってくれました。

(文責:NPO法人参画プラネット 下総ゆかり)

楓女性探偵社
〒466-0023
名古屋市昭和区石仏町2-1-40
TEL0120-87-4250
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