名古屋市中小企業情報センター  

連携なごや通信

              〜ここは、名古屋地域における産学官連携や異業種交流活動等の連携活動をご紹介するページです〜

                今回は、2007年4月に名古屋キャンパスを開設し、2008年1月からは、地元の熱田区比々野町で、
               学生主体のカフェを運営する名古屋学院大学と日比野商店街の連携の様子をお伝えします。

第23回 (2008.2.29)

地域と大学をつなぐ、まちづくりの拠点「マイルポスト」

名古屋学院大学が日比野商店街と連携し進める「まちづくり活動」

 
 
 
 
 








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 「まちづくり」と「自分づくり」を目的に、名古屋学院大学の学生たちが主体となって運営するまちづくりカフェ「マイルポスト」。地域と連携しながら取り組むその活動は、瀬戸市銀座通り商店街で大きな反響を呼び、2006年度の「がんばる商店街77選」(経済産業省)に選ばれたほど
 そして2008年1月、名古屋学院大学3学部の名古屋市移転(熱田区)に伴い、日比野商店街で再始動。行動力ある大学生たちと地元商店街との連携による商店街の活性化が大いに期待されている。

 ●大学と商店街との連携。瀬戸での実績を、名古屋で継承・発展させる

 
 名古屋学院大学の学生たちによる一連のまちづくりプロジェクトを担ってきたのは同大学経済学部准教授水野晶夫さんです。

 座学だけでなく、実践的な活動はできないかと考え、2002年9月、瀬戸キャンパスの地元、瀬戸市銀座通り商店街の空き店舗を利用して、学生が継続的に運営できるカフェと雑貨の店「マイルポスト」を開店した。
2008.1/27 開店した「マイルポスト」

 それまで「シャッター商店街」だった瀬戸市銀座通り商店街。学生たちのさまざまなアイデアと活動は商店街の人たちの背中を押し、空き店舗が半減、マイルポストはまちづくり活動の拠点となって商店街の人たちとの交流も広がった。「マイルポストは学生提案型の地域づくりの成功例として愛知県から高い評価をいただいて、商店街活性化のロールモデルとなりました」とのこと。

  瀬戸市のマイルポストは商店街にバトンタッチし、その成果をもとに、3学部の移転先である名古屋市で、新しい「マイルポスト」の取組みが始まった。
「なんといっても我々、熱田区では新参者です。だから、『名古屋学院さん、来てくれてよかった』と言ってもらえるような大学になりたいんです」。

 名古屋学院大学は、この活動を新しい土地で継承・発展させるため「地域連携センター」を設置。大学として統一的に地域貢献に取り組む体制を整えた。さらに文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に申請、20年度の選定を受けた。そして、名古屋市と地域連携協定を結び、本格的に地元商店街との連携を具体化させたのだった。
 
水野晶夫准教授

 ●商店街にやる気を起こさせた学生たちの力

 2007年夏、名古屋キャンパスにも近い、日比野商店街の空き店舗に場所が決定すると、運営を担う学生の募集、店のコンセプトの議論、メニューの研究など、ベーカリーやコーヒーの入れ方の研修などなど、新「マイルポスト」誕生に向けてあわただしく準備が始まった。
 「スタッフは23名。接客がしたい、経営の現場を体験したい、応募の目的はさまざまですが、ただ授業を受けて帰るだけじゃない、大学に何かを求めていた子たちが来ている。みんなでつくりあげたという感じです」。

  店内には焼きたてのパンが並ぶ
開店当日は大忙し

 一方、日比野商店街も大学との連携に、商店街活性化の期待をかけて全面協力。学生たちは、地域に一刻も早く馴染もうと、立ち上げ段階から毎月8の日に行われる商店街清掃に水野准教授ともども参加。30分清掃した後には、商店街の人々とそろって近くの喫茶店へ出かけ、モーニングセットでなごんだ。
 「掃除は地域に溶け込むいいきっかけでした。話も弾んで、学生にとってもいい出会いだったし、商店街の人たちも大喜び。名古屋市の方からも『商店街にやる気が出てきた』と言っていただきました。十数年ぶりに『日比野商店街通信』も復活されたんですよ。すごいですよね」。

 経営者の視点で「店づくり」「まちづくり」に取り組む

 「いらっしゃいませ!」元気な笑顔で接客する学生たち。焼きたてのパンをお客さんにすすめたり、メニューの説明をしたり、皆、楽しそうに働いている。

  「ここは、単なる小遣い稼ぎのバイトではない。一人一人が経営者の視点を持って日々、運営を考えていく必要があります。売上が上がり、店が地域に溶け込み、親しまれるにはどうしたらいいか、そういう意識で皆、取り組んでいます。
 この取組みは教育の一環ですから、こういう経験を通して、社会に出て熱意と責任を持って仕事に取り組む学生を育てることも目的としています。そして、まちづくりの面では、我々が元気で取り組むと商店街も元気になると信じています。私の経験では、まちづくりは外部の血が入ると劇的にかわることがある。特に若者たちの効果は大きい。商店街と学生の力をつなげて、そういうチャンスを作り出したいと考えています」と水野准教授。
店長の経済学部4年生の伊藤さん

 「マイルポスト」の店長をつとめる経済学部4年生の伊藤さんは「店を経営するさまざまな課題−サービスの向上、メニューのオリジナリティを追及したいし、まちづくりの拠点として、学生や地域の人たちが集まる催しもしたい。アイデアはいっぱいありますが、やるのは難しい。でもビジネスマンになったときのために、幅広い経験をしておく必要があるので、マイルポストでの経験は貴重ですし、やりがいを感じています。地域の人も、学生も、気軽に来ていただきたいです」と熱く語った。 

カフェ&ベーカリー 「マイルポスト」
OPEN AM11:00〜PM6:00/定休日 水・木曜日
                  TEL(052)784-7988
  〒456-0074
  名古屋市熱田区比々野町62番地1
(地下鉄名港線「日比野駅」3番出口より西へ徒歩1分)

お問い合わせ先
名古屋学院大学 総合政策部 
  〒456-8612 
  名古屋市熱田区熱田西町1番25号(白鳥学舎)
                  TEL(052)678-4085
  ホームページ http://www.ngu.jp    
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